大琳派展を見てきました。
琳派を代表する
本阿弥光悦・俵屋宗達・尾形光琳・尾形乾山・酒井抱一・鈴木其一の作品をたくさん見れた!
特に、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木其一の風神雷神像が一度に見られたのに感激!
俵屋宗達の風神雷神像は群を抜いて圧巻。
それを70年後に模写した光琳、宗達と違うところはあるが、雷神たちの目線も違うのがいつもながら気になる(笑)
光琳のは、見つめ合ってるんだよ(愛?)。
宗達の雷神は下方を見て、風神は目がいっちゃってる感じでお互いを意識してない。
それぞれの仕事してます〜って見える。
だからこそ大空の広さを感じるんじゃないかな〜?
光琳の作品なんて、本来なら♪金持ち金持ちもち肌モチ♪な人にだけ披露していたようなものなのに、私のような庶民にも拝むことができるとはいい時代になったもの(ややヒガミあり)。
侘び寂びも幽玄もない、絢爛でありながら無駄をのぞいた印象的な画風。
一目見たら忘れられないものが多い。
(紅白梅図屏風とか。大琳派展には出てなかった)
でも光琳の渋い作品の方が好きなんだけどね〜。
私は、金より銀を好み枯れた花を描いたりしてた酒井抱一が好きだったが、絵を間近に見て、鈴木其一のデカさも感じ入った。
琳派はええのう〜♪全
↓ これは、光琳を短編漫画化したもの。
京都の金持ち呉服商に生まれ、あらゆる芸事に才能を発揮しいたが遊びに精を出す日々を送っていた。
才能があってモテモテのシティボーイだったらしい(なんか感じ悪っ)。
父の没後莫大な財産を得るがあっという間に使い切り(笑)、絵を描き始めた。
幼い頃から一級の美術品に囲まれて育ったせいか、瞬く間に一流画家(なんつー…)。
儲けても金遣いが荒いので、借金まみれ。
光琳はその借金踏み倒して江戸へ逃走!
江戸には、江戸詰めになっていた光琳のパトロンがいたが、倹約的な江戸とはまるで水が合わず、数年で京都に舞い戻った。
そして、弟が作陶、光琳が絵付けをした作品を多発。
大ヒットで家も建つ。
そしてパトロンが失脚になりつつもめげずに大作を描き続け大往生したという話です。
50歳で本格的に俵屋宗達を意識し始め、59歳で没した光琳。
もちっと長生きしてたくさん絵を描いてもらいたかったな。
短編じゃあなく、光琳の大長編漫画読みたいよ!!!
美男子で、遊び人で、やっぱりホモっ気もあった方がいいなあ(笑)